クリスタとPHOTOSHOPで本文2色刷りをする覚え書き
先日、本文2色刷りで同人誌を出しました。
明日のイベントで頒布予定のウスイホン届いた!(とてもうすい)
— 875🌱🌼🌷🌸💀🌙🌸🌷🌼🌿 (@chika_nuko) 2023年3月18日
今回はおたクラブ(@otaclub)さんで本文2色刷りにしました(C+K)。表紙もホロPPにしてかわいい仕上がりになったと思いますわーい。 pic.twitter.com/CdNDyXLTb8
本文の色味はだいたいこんな感じ。
CMYKの内の2色で刷る形式の2色刷りでして、どうしようかなと思いながら始めてクリスタのパレットでいい感じにできたので覚え書き。
今回はCとMの2色を使ったのでCとMの場合で進めます。
CとYでもCとKでもMとYでもMとKでもYとKでもやることは同じです。
必要ソフト
・PHOTOSHOP(色の用意と最終的な入稿データをととのえる作業をする)
・CLIPSTUDIOPAINT(お絵かきと色塗りをする)
1.
C100のみの色と、M100のみの色と、C100+M100の色を不透明度100%で置く。
2.
色を置いた画像ファイルを保存し、CLIPSTUDIOPAINTで開く。
CLIPSTUDIOPAINTは作業中に関してはRGBモードになってしまうので下記のような警告がでます。
3.
上部メニューのウィンドウから、中間色パレットを開く。
4.
スポイトで画像の色を吸い取り、中間色パレットの隅の資格にそれぞれ色を置く。
5.
中間色パレットにある色のみを使って、同人誌用の設定をしたファイルで絵を描いたり塗ったりする。
最も濃いのがCM100になる。乗算などを使って塗り重ねても、最終的に中間色パレットの右下の色より濃くはならない。
6.
CLIPSTUDIOPAINTで完成した画像をCMYKで書き出す。
書き出した画像をPHOTOSHOPで開く。
7.
ぱっと見はCとMで構成した画像になっているが、CLIPSTUDIOPAINTでRGBモード作業したものをCMYK出力したため、若干色調がずれた状態になっている。
厳密には、今回使用しているCとM以外の2色にも僅かに色が入ってしまっている。
チャンネルのタブでイエローのみが見える状態にすると、うっすら線が見えるので、全選択してホワイトで塗りつぶす。
チャンネルのタブでブラックのみが見える状態にし、イエローと同じくホワイトで塗りつぶす。
この工程を経ることで、CとMのみの色を使用した2色印刷に適したデータになる。
(CとM以外の場合は、使用していない2色のタブに対して同様の作業をする)
私は今回は色塗りがおもったより楽しかったし、濃淡を使わなくても工夫次第で面白く作れそう。
みんなもやろうよ本文2色刷り!